香川高専 電気情報工学科

   中学生のみなさんへ

 卒業生から一言(2)

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卒業年: 2005年

氏 名: 安井 孝児

所 属: 大阪大学大学院工学研究科

 

 

 

 

 

 

  私は高専の専攻科を修了後、大学院に進学しました。電気工学科出身ですが、大学院では機械系の研究室に所属しています。現在所属している研究室では、様々な分野の研究が行われていますが、主として複合材料についての研究を行っています。複合材料とは、数種類の材料を組み合わせることで、単一では持ちえない優れた特性を有する材料のことであり、ボーイングの新型機に使用されているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)がその代表例です。 複合材料は設計の自由度が高く、様々な分野に転用が可能です。その一例が、現在私が取り組んでいる人工股関節です。現在の人工股関節は、術後10年程度で再手術が必要となる等の様々な問題を抱えています。これを解決するために、大阪大学医学部や関連企業と提携し、複合材料製人工股関節の実現を目指して研究に取り組んでいます。ですので、実際に人工股関節を体内に入れる手術に立ち会うなど、高専時代には考えもしなかった経験をする機会が多々あります。 大学院に来て、最も高専と異なると感じる点は主体性です。ここでは、学生は自ら研究のスケジュールを決定し、自ら企業に問い合わせる、というのが当たり前です。これは教授の信念である「『やれ』でやるより『やる』でやれ」が根付いているからであり、先輩方の姿を見る度に更なる努力の必要性を感じます。また、学生でありながら社会人としての立場を求められる場面が多く、普段の言動だけでなく、メールや電話でのマナーを含めたコミュニケーション能力も非常に重要であると思います。 一方、高専時代に学んだことで、今でも非常に役立っているのはプログラミングです。人工股関節をインプラントした場合、周囲の骨にどのような応力が発生するかをコンピュータに解析させるなど、現在の研究においてもプログラミングは欠かせないものとなっています。 異分野に飛び込んでみて、最初は不安もありましたが、高専時代に培った勤勉さのおかげで自分の成長を実感できる日々を送っています。電気分野も機械分野もこなせる技術者として社会に貢献できるように、今後も精一杯努力していきたいと思います。

 

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