高専→広大→香川県庁
三好 信一郎さん(飯山中)

Q1:高専進学の理由は?
建前は、瀬戸大橋のような注目される構造物をつくることに関わりたいと言うことになっていますが、本音は、大学受験の無い事に魅力を感じて受験しました。
Q2:実際入ってみてどうでしたか?
1~2年の時は全く勉強をしていなくて成績が急降下!先生方からご心配いただき、3年生の時から心を入れ替えて勉強に取り組み、なんとか回復しました。
Q3:大学編入を意識したのはいつ?
入学当時は考えていませんでしたが、4年生の夏の総体後に、勉強に打ち込もうと部活を引退し、大学編入を意識しました。
Q4:勉強方法は?
4年の夏から、学校から帰って毎日6時間を5年生の夏まで一年間続けまして、内容は、専門教科は学校で習ったことで十分と考え、英語・数学・物理といった一般教養を中心に、過去問に取り組みました。
Q5:編入試験を振りかえって?
私の場合は、一年間という期間で間に合わせましたが、1年に入った時からちゃんと勉強をしておけば推薦という楽な方法もあったのではないかと思います。目標を持って、常日頃からの勉強が大事だと思います。
Q6:大学では大丈夫?
編入と同時に、専門科目の1~2年生の単位と3年生の一部が免除されましたので、3年生の時は1~2年生に混じって、第二外国語といった一般科目の単位取得が中心でした。4年生からは一般学生と変わりありません。
Q7:高専に入って良かったところ?
学業、部活(柔道)でもがんばれた事は本当に良かったと思っていますし、5年間という長い期間がありますから、ゆっくり自分で考え、自分で進路を決められた事は、一般高校には無い良い面だと思います。
Q8:逆にここは・・・?
5年間という長いことが悪く働き、目標設定が定まらずダラダラと過ごしてしまう生徒もいます。
Q9:今のお仕事?
現在は、香川県庁の都市計画課で街路整備を担当しています。高松市や坂出市、丸亀市、観音寺市などの市街地における県道整備や拡張のための、様々な法手続きや事業説明などの仕事をしています。今の部署では、道路に関する仕事ですが、これまでにダムや港湾、防災に関する仕事をしていました。土木といっても分野が広くて、いろいろな仕事を経験しながら勉強させていただいています。
Q9:中学生へのメッセージ!
大事な時期なので、自分で考え納得できる進路を見つけてほしいと思いますし、保護者・先生方は、押しつけにならないよう十分注意して、子供自身が自ら判断できるように環境を整えてあげることが大事だと思います。

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