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私が最近読んだ本(2012/5)

水谷仁 編集
Newton
ニュートンプレス
T K (1年6組)
 この本は「Newton」という題名からわかるように理科系の雑誌です。 毎月様々な話題について特集されていてとてもおもしろいです。 例えば「時間と空間」、「宇宙の法則」、「人口爆発」。 昨年話題になった「ニュートリノ」や「大地震」、「原子力」。 また「現在の科学技術でタイムトリップは可能なのか?」という ビックリするような特集も真面目に検証されています。 私は小学生くらいからこの本を読みはじめたのですが、 多分書かれていることの半分も理解できていません。 しかし、化学や物理の授業を受けることで 少しずつ理解できることが増えているのが実感できます。
こんな私が最近読んだのは「まもなくやってくる100億人時代」です。 人類が誕生してから今までの世界の人口の変化をグラフにしていたり、 まさに「人口爆発」であることが強く書かれてあったりととても驚くことばかりでした。 中でも私が心に残ったのは「国別一人あたりの摂取カロリーと一人あたりGDP(国内総生産)の分布図」です。 一人あたりのGDPが高いと摂取カロリーも高くなることがよくわかりました。そして、それらの国の平均寿命は長くなることもわかりました。よって国の経済と寿命は関係があると考えられました。 その他の特集もおもしろく、オーロラや宇宙のことなどは写真を見るだけでも楽しめるので、 ぜひ読んでみて下さい。
コナン・ドイル
シャーロック・
ホームズ

緋色の研究
新潮社
D S (2年通信ネットワーク工学科)
 ホームズとワトソン博士が初めて出会った本で、 シャーロック・ホームズ第1作目である。
はじめ、ホームズとワトソン博士の業種や性格などを 色々いいあてたホームズが事件などを解決していく本である。
ドキドキ、ワクワクする本である。
北方謙三
水滸伝
-曙光の章-
集英社
K Y (2年情報工学科)
 概要といたしまして、この物語は、「三国志演義」「西遊記」などの四大奇書の一つ、 「水滸伝」を元に、北方謙三氏がアレンジをしたものであります。
宋の時代、役人の腐敗に立ち上がった宋江ら108人の豪傑達、 待ち受けるは国の裏組織、宋江達の闘いが今始まる!!
この「水滸伝-曙光の章-」は北方謙三氏の「水滸伝」シリーズの第1巻目でございます。 ちなみに「水滸伝」シリーズはなかなかに長く、20巻ほどあります。 実際、僕自身読み切っておりません。なので、物語の中身について推薦できるわけではありませんが、 このように長い物語の中の人々の「考え方」、「気持ち」、「人間関係」などの変化を 楽しんでいただきたいと思っております。
ぜひ、お読みください。
ピーター・フランクル
ぼくが地球で
会った
愉快な人たち
講談社
Y T (2年情報工学科)
 私がこの本を読んだ感想は、思ったより難しい本ではなく、 むしろ楽しい本だったということでした。 世界中の国々へ旅行に行く、というのはよくある話なのですが、 この人は「不真面目な旅行」をしているので、読んでいて飽きませんでした。
この本に書かれている中でも一番危なかったのは、著者であるピーター・フランクルが、 とある女性と会うために国境を越える、という話なのですが、 彼は入国の際にくつ下にドル札を入れていました。 その国では物価が安く、当時貧乏学生であった彼はその国でついでにショッピングをしようと思っていたのです。 しかしその国境での検査を受け、危うくドル札の持ちこみがバレそうになるのですが…。 そこを、彼らしい方法でどうにか突破することができたのです。
他にも、ビザの発行が遅れたり、車のトランクに、山盛りに買ったブランデーを全て盗まれたり、 とにかくドタバタの世界旅行が書かれていました。
また、彼は泊まった国に対して、とても客観的に評価しています。 自分の足で、目で、耳でその国々に対しての感情や印象が書かれていました。 国の考え方、風習についてもふれられていて、とても参考になるところもあります。
たくさんの国々をまわっているピーター・フランクルですが、 これらの旅行の始まりはなんと「兵役が嫌」だと逃げたドイツが始まりでした。 そこからの旅行もとても変わっていて、その先々で会う人々もとても特徴的でした。
数学の学者であり、大道芸人であるピーター・フランクルのドタバタ世界旅行、ぜひお楽しみください。
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