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私が最近読んだ本(2024)



世紀の号外!新版 歴史新聞
 歴史新聞編纂委員会編 日本文芸社
1年1組 Y.N
 私がこの本をおすすめする理由は歴史の出来事を新聞形式でまとめており、とても読みやすいからです。ピラミッドの建造から明治維新までの出来事を新聞形式にまとめており、日本の歴史の出来事はもちろん世界の歴史の出来事についても詳しくまとめてあります。この本は第一期から第五期まで分けられており、第一期ではピラミッド建設から十字軍が聖地エルサレムを奪還するまで、第二期では平治の乱勃発から鉄砲伝来まで、第三期では桶狭間の戦いから蒸気機関が発明されるまで、第四期では独立戦争開始から天保の改革まで、そして最後の第五期はペリー来航から西南戦争までを著しています。是非皆さんも読んでみてください。


氷菓
 米澤穂信 角川文庫
1年1組 S.K
 この小説は米澤穂信さんのミステリー「古典部」シリーズの開幕となったデビュー作品です。 この小説の主人公である折木奉太郎は、古典部に入部し「氷菓」という名前の文集の真実を解き明かしていきつつ、依頼された日常に潜む不思議も解き明かしていく青春ミステリーの本になっています。 この小説は6割ほど史実に基づいて作られており、その創作部分の場所と史実部分の場所を探しながら読んでみることも面白いと思います。 青春ミステリーを読みたい人にとっては、すごく面白いと思うので是非読んでみてください。


ダレン・シャン
 Darren Shan 小学館
1年2組 M.H
 僕が最初にこの本に出合ったのは小学生の頃でした。そのころからよく本を読んでいた僕は、王道のパターンに慣れてきてしまい、読書に少し飽きていました。そんな頃に兄の影響で読み始めたのが「Daren Shan 氏」が描く「ダレン・シャン」というシリーズでした。全12巻からなる「ダレン・シャン」は驚きと裏切りの連続の本でした。主人公の「ダレン・ シャン」はある日、友達のスティーブと「奇怪なサーカス」を見に行くことに。そのサーカ スで見かけた毒グモ「マダム・オクタ」のショーに魅入られ、サーカスから盗み出してしま います。マダム・オクタに芸を覚えさせ、ショーをしていたところで事故が起き、ショーを 見ていたスティーブが嚙まれ、強力な毒に犯されてしまいます。そこでダレンはマダム・オ クタの本当の飼い主であるサーカスの芸人「ラーテン・クレプスリー」と交渉し、とある恐 ろしい条件と引き換えに解毒薬をもらうことに。そうしてダレンの運命は恐ろしいものへとくるっていく… 「どうせいつものパターンになっていくんでしょ」という考えを裏切り、次はどのように話 が展開していくのだろうとわくわくされるような内容となっています。特に最後は衝撃的 なものです。僕は何度も読んでいますが、何回読んでも楽しめる、そんな作品です。ぜひ、 図書館で借りて読んでみてください。


HENRY AND MUDGE in the Sparkle Days
 Cynthia Rylant SIMON SPOTLIGHT
通信ネットワーク工学科2年 S.G
 この本には2人の主人公がいます。優しくて活発な男の子のヘンリーと遊び好きでやんちゃな大きな犬のマッジです。物語はとある冬の日から始まります。雪が降るのを心待ちにしていた2人ですが来る日も来る日もなかなか雪が降りません。しかし、ある日の朝に雪が降った時、2人は大喜びしました。2人は早速ジャケットやマフラーをまとって外に出ました。待ちに待った雪の日に2人は雪遊びを目いっぱい楽しみました。やがて、クリスマスイブの日が来ました。2人はヘンリーのお父さんとお母さんと一緒に家の中の飾り付けや、夕食の用意をしました。そして、夕食を終えた後、2人は家族一団で幸せそうに暖炉の前でぐっすりと眠りに就きました。 この本を読んでヘンリーとマッジの2人はとてつもなく仲の良い親友のような関係があるということを第一に思いました。この本はシリーズになっており他の本にも2人が登場するのですが、そこでも2人の仲の良さが感じられてとても心の温かくなる作品だなと思いました。ぜひ、他のシリーズの本を読んでみてください。


自殺プロデュース
 山田悠介 幻冬舎
電子システム工学科2年 T.Y
 『自殺はおすすめしません』私が最近借りた中でお勧めする本は、「自殺プロデュース」という本です。 まず、私がこの本を借りた理由は、面白そうな小説はないかなと探していて、タイトルが気になったからです。 この本は、普段は、大学の演奏部で活動している真理乃をリーダーとする主人公達が、自殺する人を探して、その人達の思い出の曲を演奏することで自殺志願者に少しでも「良い死」を迎えてもらうために活動する音楽グループの物語です。 この物語の登場人物は癖が強く、会話や心情を読んでいてとても面白いです。また、特に後半ですが、なぜこの活動を行っているのか、なぜこの人がこの行動をとったのかなど、様々な謎が明らかになっていって、最後までとてもわくわくしながら読めました。


流星の絆
 東野圭吾 講談社
電子システム工学科3年 J.H
 『流星の絆』は、幼いころに両親を殺され、その復讐を誓った三兄妹の物語です。特に印象に残ったシーンは、兄妹たちが夜空の流れ星を見てそれぞれの思いが交錯するシーンです。読んでいる中で心が苦しくなるようなシーンでした。悲しい運命に立ち向かいながらお互いを支えあい、決して諦めない姿を見せてくれます。作者の細やかな描写によって、兄妹たちの痛みがリアルに伝わり、物語に引き込まれます。最後には、復讐だけでなく、愛情などが伝わる描写もあり、人の感情の奥深さを感じさせてくれる作品です。家族の絆について改めて考えさせられるおすすめの一冊です。
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