ハラスメントのない快適な環境を確保するために

STOP!Harassment!
   ハラスメントは、人間としての尊厳を侵害する行為であり、人間軽視のあらわれです。学校は平等かつ平穏な勉学と就業の場であり、また自由な教育研究の場でもあります。
学生、教職員の皆さん、協力してハラスメントのない健全で快適なキャンパスをつくりましょう。
 ハラスメントとは,相手を不快にさせる不適切な発言や行動を言います。
 ハラスメントに該当するかどうかは,発言や行動に対して受け手がそれを不快に感じるかどうかによって決まります。
 ハラスメントの種類には次のようなものがあります。
セクシュアル・ハラスメント
相手方の意に反する性的言動を行い,それへの対応によって,学習,教育・研究,就労する上で利益または不利益を与え,学習,教育・研究,労働環境を損なうことです。
アカデミック・ハラスメント
教員等の権威的または優越的地位にある者が,意識的であるか無意識的であるかを問わず,その優位な立場や権限を利用し,または逸脱して,その指導等を受ける者の研究意欲及び研究環境を不当に阻害する結果をもたらす教育上不適切な言動,指導または処遇を行うことです。
パワー・ハラスメント
職務上優越的地位にある者が,意識的であるか無意識的であるかを問わず,その地位,職務上の権限を利用し,または逸脱して,その部下や同僚の就労意欲及び就労環境を不当に阻害する結果をもたらす不適切な言動,指導または処遇をすることです。
その他のハラスメント
年齢,出身,心身の障害,疾病,容姿,性格,国籍等の個人的な属性を理由に,差別する言動を行ったり,その意識に基づいて相手に不快感や不利益を与えたりすることです。アルコール・ハラスメント等による人権侵害も含まれます。
セクシュアル・ハラスメントになりうる言動
スリーサイズを聞くなど身体的特徴を話題にする。
授業や指導等において,不必要に性的な話や冗談を言ったり,質問をしたりする。
性的な風評を流したり,性的なからかいの対象とする。
「セクハラにあうのは君が悪い」「そんな程度は我慢しろ」「軽くかわせ」などいう。
単位認定や成績などの評価にからめて,デートに誘ったり個人的関係を求めたりする。
アカデミック・ハラスメントになりうる言動
特定の学生を特別扱いする。
嫌いなタイプ,意見の合わない学生に対して,指導を拒否したり差別待遇をする。
教員が不当に指導を拒否して、学生の学習意欲を阻害する言動を行なう。
不正・不正行為(研究データの捏造・改ざんの要求等)を強要する。
教室の中で教員が学生を「馬鹿、阿呆」呼ばわりする。
パワー・ハラスメントになりうる言動
職場の飲み会を断ると,上司から嫌味を言われ続け「付き合いの悪い奴」として仲間はずれにされる。
仕事で自分の意見を言うと「生意気だ」と上司や先輩から非難される。
意図的に昇進・昇給を妨害したり,本人の嫌がる部署に配置換する。
その他のハラスメントになりうる言動
飲酒を強要したり,一気呑みさせたり,意図的に酔いつぶしを行う。
酔ったうえで迷惑行為を行う。
「男のくせに・・・」や「だから女は・・・」など性別により差別しようとする発言をする。
これらは一例で,実際には様々なハラスメントが考えられます。
 直接的なハラスメントの被害から派生し,周囲の人の対応によって被害者が二次的に心の被害を受けることを,ハラスメントの二次被害といいます。また,その原因となる行為をハラスメントの二次加害といいます。
 これらによって被害者はさらに心の傷を深め,自分を責めたり,「嫌だ」と言えなくなり,相談がしづらくなって問題解決が困難になります。さらに加害者の態度を容認することにもなり,ハラスメント自体を許容する雰囲気を作ってしまいますので絶対に行ってはいけません。
二次被害・二次加害の具体例
被害者に落ち度があったと責める。
被害を矮小化する。
被害者を誹謗中傷する。
加害者を擁護する。
相談したり問題化することを非難する。                   
興味本位で噂を流す。
ハラスメントに関する発言や行動の受け止め方には、個人や男女の間で差があります。
ハラスメントに当たるかどうかは、相手の主観的な判断が重要になりますが、その判断基準としては、相手が不快に感じることすべてを対象としているわけではなく、「通常の女性(男性)が不快に感じること」というのが一応の基準になります。また、繰り返しその行為が行われているかどうか、一回でも悪質かどうかという点も判断基準のひとつとなります。
この程度のことは相手も許すだろうとか、相手との良好な人間関係ができていると、勝手な憶測や思い込みをしないこと。
冗談だとか、相手がはっきりと拒否しなかったから合意に基づく行為だ、という言い訳は通用しません。
親しさを表すつもりの何気ない言動でも、大きく傷つく人もいます。
自分を基準にするのではなく、相手との価値観の違いも認識したうえで、相手を尊重することが大切です。
ハラスメントを誘引するような服装や言動についても慎みましょう。
自分を責めるのはやめましょう。
ハラスメントを受けた人は、自分に落ち度があったとか、NOといえなかった自分がいけないのだと考えがちです。
あなたが悪いのではありません。
記録をつけておきましょう。
あなたが受けたハラスメントについて、日時・場所・内容など、記録しておきましょう。
相談しましょう。
「自分に原因があるのでは?」とか「恥ずかしい」とか一人で我慢したり悩んだりせずに、周囲の信頼できる人や相談員に相談しましょう。
勇気をもって「嫌だ」ということを伝えましょう。
明らかにハラスメントであると感じたら、できるだけはっきり「嫌だ」と伝えましょう。そうでないと、相手は自分勝手な解釈をするかもしれません。
不快な場面を目撃したら、放置せずにすぐ注意しましょう。
必要なら、証人になってあげましょう。
相談にのって、精神的にささえてあげましょう。
相談に行くようすすめ、同行してあげましょう。
別紙の方々が相談員です。この中のどなたにも相談することができます。
相談員だけでなく、学級担任などに相談しても結構です。相談員との連携体制が整っています。
面会、電話、Eメールなどの方法により、いつでも相談できます。
ハラスメントを見かけた人や相談を受けた人も、相談員に相談してください。
相談員は、相談する人のプライバシーに配慮し、秘密は完全に守ります。
相談することで不利になることは絶対にありません。安心して相談してください。

悩む前にまず相談!
ハラスメントを受けた場合だけではなく、ハラスメント行為をしてしまったのではないかと心配なときや、相手にハラスメントだと訴えられたときなど、加害者からの相談にも誠実に対応します。