第1回香川高等専門学校卒業証書授与式・修了証書授与式 式辞


 香川高等専門学校では、3月18日と19日の両日にわたり、第1回香川高等専門学校卒業証書授与式を挙行して、本科卒業生265名、専攻科修了生41名にそれぞれ卒業証書、並びに修了証書を授与することが出来ました。の諸君を社会に送り出すことが出来ました。ご列席のご来賓の皆様、保護者の皆様方とともに、香川高専教職員を代表して、お祝いを申し上げます。卒業・修了を迎えられた皆さん、高松工業高等専門学校、詫間電工業高等専門学校ならびに香川高等専門学校における5年間、あるいは7年間の研鑽に敬意を表します。特に、平成21年度には全国高専ロボコンやプログラムコンテストなどで、全国制覇を勝ちとるなど、多様な課外活動や社会連携活動で数多くの成果を上げてくれました。また、この間の保護者の皆様の絶大なご支援に深く感謝申し上げる次第です。

 卒業生、修了生の皆さんは、5年間あるいは7年間に及ぶ本科、専攻科の専門分野の学業を終えて、入学時と比較して心身ともに大きな成長を得たことと思います。これまでの成果を糧として、将来への飛躍に向けて勇敢にチャレンジしてくれるように願っております。卒業証書や修了証書を得ることは決して目的ではなく、単にスタート台へたどり着いたことに過ぎません。卒業式を英語では “commencement” という単語を当てますが、この意味するところは“開始”とか“始め”ということです。今日からの活動こそが皆さんの将来を決めるものであると心得てください。これからの人生を如何に生きるかという目標を定め、目標に向かって良く生き抜くために全力で日々の仕事に取り組み、社会の中で生かされている喜びを感じてもらえると幸いです。

 現在私たちは社会経済情勢の変化が極めて激しい時代に生きていますので、目標に向かって良く生きるという将来設計は、大変難しいと言わねばなりません。また、諸君の活躍の場は、いまや日本国内だけでなく、確実に国際社会へ出ていかねばならないという、大きな広がりをみせています。このような状況の中で、皆さんが香川高専を巣立ち、それぞれの希望の道へ進む上で、一つ確かに言えることは「勉学には終わりがない」ということです。どの分野でも学べば学ぶほどわからないことが多く出てきますので、いよいよ面白さが分かるようになるというものです。若い世代の皆さんの能力には限界が無いということを肝に銘じて下さい。

 この先必ず壁にぶつかることがあるでしょう。しかしながら、物事に徹底して打ち込む【やる気】さえあれば、その壁を突き抜けることが可能です。高専時代に鍛えた気力と体力とでもって、失敗を恐れず何事にも果敢に挑戦してください。これこそが、明日への飛翔への道であると確信しています。社会の風潮や時代の動向に右顧左眄されることなく、強い信念と意志をもって仕事に取り組み、高い倫理観に基づく行動規範を有した実務者、技術者になることを目指してください。

 人生は習慣であると申します。英語では“custom”とか“habit”と言いますが、早起きは3文の得というように、継続した行為は力になります。また、性格“character”は、無意識のうちに半ば習慣化した行為の連続であると言えます。したがって、習慣化した行為は無理なくこなすことが可能です。是非良い習慣を日々心がけることによって、将来の大きな利得を手にしてくれることを願っています。

 卒業生、修了生の諸君のこれからの洋々たる前途を祝すとともに、さらなる奮闘を心から祈って、校長式辞といたします。

  平成22年3月18日,19日
     香川高等専門学校長 嘉門雅史



香川高等専門学校
校長 嘉門 雅史
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