香川高等専門学校記念式典 式辞


   平成21年10月1日独立行政法人国立高等専門学校機構香川高等専門学校は無事船出を致しました。本日の開校記念式典にはご多用のところ文部科学省を初め各方面から多数のご来賓をお迎えし、また地元の産業界の皆様方や、高松高専、詫間電波高専の卒業生の皆様にも多数ご列席を賜りましたことをまず持って厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました。教職員を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。

 国立高等専門学校はわが国の実践的技術者教育の中枢を担うものとして、香川県にはこれまで高松工業高等専門学校と詫間電波工業高等専門学校の二校が設置され、その責を果たしてまいりましたが、時代の変化に即応してこのほど高度化再編され、香川高等専門学校として新たな発足に至ったものであります。関係各位には多大のご尽力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。今後は、両校のこれまでの特長を生かしながら、教育研究基盤の強化および教育内容の一層の充実を図り、これによって産業技術の進展に対応できる幅広い視野を持った創造力に富む高度実践技術者の育成を行うとともに、地域との連携をより一層積極的に推進することを目指す覚悟です。

 両校の沿革は本日の開校記念行事案内に示したとおりですが、卒業生総数は一万六千名余りに上っており、また、現在在校生は千七百名、教職員数は二百十七名に及んでいます。今後は両校の歴史と伝統文化を十分尊重した上で、高度化再編の経緯となった、近年の社会経済情勢、特に少子化・若者の理科離れ、運営費交付金の毎年の削減等の課題克服に、学校の教職員の総力を挙げて取り組み、また地域産業界や国及び自治体とも密接な連携の下で活動する所存です。優秀な若い人材の確保と競争的資金の獲得は容易ではありませんが、重点的戦略の構築と全教職員の意識改革と意思統一を図って対応への努力を傾注しております。そのための当面の行動規範として、以下の四点を掲げております。
 一、香川高専としての一体感の醸成
 二、業務の高効率化と簡素化
 三、責任所掌の明確化と規則等の遵守
 四、改善と前進施策の提案受け入れと実施

 香川高専の代表住所地は高松キャパスに置いておりますが、詫間との二キャンパス制度という仕組みを得意とするIT技術を用いて相乗効果として高め、特に研究面においては地域連携の在り方をより進め、地元企業や国・自治体等の各機関との交流の幅を広めねばなりません。その第一歩として香川県内に本店、支店を置く各企業にご協力いただき、さる8月28日に産業技術振興会を立ち上げました。振興会のメンバーには本日も多数ご席いただいておりますが、地域連携のための最も重要なプラットフォームとなるものと期待しています。

 また、地域人材開発本部を設置し、詫間キャンパスに「みらい技術共同教育センター」、高松キャンパスに「地域イノーベーションセンター」を設け、地域人材開発に向けての総合戦略の策定、地域の教育・研究支援、CO―OP教育の推進、知的財産管理などに積極的に取り組む所存です。 この度の高度化再編は香川地区だけでなく、宮城、富山、熊本の合計四つの県における高専が二校ずつ統合するものですから、四つのスーパー高専間の交流をより活発にして、相互の切磋琢磨に基づいて規模集約効果の充実に努め、さらに国際交流と協調に基づいた実践的、創造的人材育成により一層尽力して、世界で活躍しうる工学技術者を送り出していきたいと願っています。 香川高専の全教職員は、さらなる研鑽に励み、スーパー高専としての新しい展開を、実り多いものにしていきたいと決意を新たにしています。

 ご臨席の皆様方には、今後ますますのご指導、ご支援ご鞭撻をお願い申し上げ、校長式辞とさせていただきます。

平成21年10月14日 香川高等専門学校長 嘉門雅史



香川高等専門学校
校長 嘉門 雅史
平成24年度香川高等専門学校入学式 校長式辞(2012年4月6日)
平成23年度(第3回)香川高等専門学校卒業証書授与式・修了証書授与式 校長式辞(2012年3月15日,16日)

平成23年度香川高等専門学校入学式 校長式辞(2011年4月5日)

平成22年度(第2回)香川高等専門学校卒業証書授与式・修了証書授与式 校長式辞(2011年3月17日,18日)

平成22年度香川高等専門学校入学式 校長式辞(2010年4月6日)
平成21年度(第1回)香川高等専門学校卒業証書授与式・修了証書授与式 校長式辞(2010年3月18日,19日)
香川高等専門学校記念式典 校長式辞(2009年10月14日)