高松キャンパス
(独)産業技術総合研究所・関西センターを訪問いたしました
2013/03/05 更新
 2013年2月26日(水)に(独)産業技術総合研究所(以降,産総研)・関西センターを訪問しました。産総研は、日本の産業を支える多様な6分野の研究を行う我が国最大級の公的研究機関です。今回は、健康工学研究部門の中川誠司上級主任研究員の研究グループを訪問し,脳磁界計測(MEG: Magnetoencephalography)と骨導超音波知覚の見学・体験をしました。
 脳磁界計測とは、電位差を計測する脳波と異なるもので、脳内の神経を伝搬する際に生じる電気信号によって生じる磁界を計測するものです。この装置により、脳波よりも高い空間分解能で高精度に脳の活動を捉えることができるようになります。一般的に、人が聞くことのできない高い周波数を超音波と呼びます。しかしながら、超音波を体表から直接超音波を入れることで、本来聞こえない超音波を聞こえるようになります。この技術を用いることで、人工内耳のように重度難聴者の方々でも聞こえる骨伝導超音波補聴器の開発が取り組まれています。
 今回の訪問では、学校では学ぶことのできない最先端の技術や研究を体験しながら学ぶことができました。
(電気情報工学科)