制御工学T(CH072307) 専門・必修 2単位 山本 幸一郎 3学年 前期2時間 後期2時間 |
【授業の目標及び期待される学習効果】 あらゆる工業分野において,生産の面ではフィードバック制御による工程の自動化・省力化 が広く浸透し,いまや産業界を支える技術の大きな柱となっている。このフィードバック制御 系の基礎的事項の考え方について講述する。 |
【授業の概要】 1.制御工学の概要 6時間 フィードバック制御の発達および制御系の基本的構成について講述する。 2.基礎数学 10時間 線形連続時間系の取り扱いに必要な複素関数およびラプラス変換について講述する。 ・複素関数 ・ラプラス変換 3.制御系の表現 18時間 制御系の表現法について講述する。 ・制御系の表現 ・伝達関数 ・インパルス応答 ・インディシャル応答 ・ブロック線図 4.制御系の応答と安定判別 18時間 制御系の過渡応答および周波数応答について講述し,制御系の安定判別法について講述す る。 ・過渡応答 ・周波数応答 ・ボード線図 ・ゲイン位相線図 ・安定判別 5.制御系の性能とその評価および制御系の設計 8時間 制御系の性能と評価の方法について説明し,種々の制御系の設計法について講述する。 ・速応性と定常特性 ・フィードバック制御系の設計 |
【授業の形式,視聴覚機器の活用】 ・教科書に沿った講義を行う。 ・期間中4回程度のレポート提出を課す。 |
【教科書,教材,参考書】 教科書:近藤文治編 「基礎制御工学」 森北出版 |
【成績評価の方法】 定期試験を70%,レポートを20%,平常点(出席率,授業態度など)を10%の比率で 総合評価する。 |
【メッセージ】 |