図  学(CH071101)              専門・必修 2単位           
田中 修                        1学年 前期2時間 後期2時間
【授業の目標及び期待される学習効果】                                                 
   あらゆる工業分野において,計算機を利用する図学が必要とされているので,図面上での立
体の構造,寸法及び形状等の図形解析について理解させ,また逆に図面上に表現させる基礎技術
を修得させるとともにコンピュータ図学の基礎を修得させることを目標としている。         
【授業の概要】                                                                       
 1.投影法と基礎作図                            10時間
   投影の方法と種類,円錐曲線を含む2次元曲線作図の基礎について述べる。           
 2.電気用図記号と回路図基礎                         4時間
   JIS電気用図記号と簡単な回路図作成要領について述べる。                          
  3.点,直線及び平面の主投影図及び副投影図                                  16時間
     単独の点,連続した点,単独の直線,2本の直線の相対関係,平面の表示,平面上の点・
  直線,平面図形の実形,2平面間の相対関係及び点・直線・平面の回転について述べる。 
  4.立体の作図                                                              10時間
   多面体と曲面について概説し,多面体の投影図(平行投影)の作成について述べる。   
 5.立体の切断                                                                6時間
    多面体と円錐の切断図に関して,副投影法と補助平面法を用いた作図法を述べる。       
 7.立体の相貫                                                  6時間
   立体の相貫線の求め方について,直線と平面及び曲面,柱面や錐面と曲面との相貫図を例
  に作図法を述べる。                                                               
 8.コンピュータ図学の基礎                          8時間
   図形ソフトを用いて,上記の手書き操作の作図をパソコン画面上でも実行できるよう,ソ
  フトの取扱い要領について述べる。                                                 
                                                                                     
                                                                                     
【授業の形式,視聴覚機器の活用】                                                     
  ・教科書及びプリントに沿った講義を行う。                                           
  ・各節毎に十分な演習を行う。                                                       
  ・コンピュータ図学では,各自1台のパソコンを使用させる。                           
【教科書,教材,参考書】                                                             
 教科書:中村貞夫著 「大学課程 図説 図学」 オーム社                             
     プリント                                                                   
                                                                                 
【成績評価の方法】                                                                   
   定期試験を60%,演習問題を30%,平常点(出席率,授業態度など)を10%の比率で
  総合評価する。                                                                     
                                                                                     
【メッセージ】                                                                       
  授業及び演習問題の質問を歓迎するので、遠慮なく訪問すること。疑問点をその週のうちに
 解決する努力を求める。