電気磁気学T(CH071311)            専門・必修 2単位      
一色 弘三                       3学年 前期2時間 後期2時間
【授業の目標及び期待される学習効果】                         
  電気磁気学は電気電子系学科における重要な基礎科目のひとつである。電気磁気学Tでは,
 高度な数学的手法をできるだけ避け,電子・制御関係の技術者として最低限理解しておくべき
 内容について講義を行う。                                                           
【授業の概要】                                    
 1.静電界                                 26時間
   静電気力を表すクーロンの法則について述べ,電界や電位という概念について解説する。
   また,コンデンサの問題および静電界のエネルギーについて考える。         
   ・静電気現象と電荷           ・電界と静電気力            
   ・ガウスの定理             ・電位差                
   ・静電容量               ・誘電体                
 2.定常電流                                 2時間
   電流の性質について学ぶ。                            
   ・導体中の電流             ・電気抵抗                     
   ・電源                                     
 3.電流と磁界                               22時間
    静磁界を求めるのに用いられるアンペアの周回積分の法則,ビオ・サバールの法則につい
    て説明する。また,磁界中におかれた電流に作用する力について解説する。           
   ・磁気現象と電流            ・周回積分則とビオ・サバールの法則   
   ・磁界と電磁力             ・磁気回路               
 4.電磁誘導                                                            
   ファラデーの電磁誘導の法則について説明する。              10時間
   ・ファラデーの電磁誘導の法則      ・インダクタンス            
   ・運動する回路に生じる起電力                                        
【授業の形式,視聴覚機器の活用】                           
 ・教科書に沿って講義を進める。                                                     
 ・期間中8回程度のレポート提出を課す。                                             
 ・授業の終了前に小演習を行う。                                                     
【教科書,教材,参考書】                               
 教科書:西巻正郎著 「電気磁気」 森北出版                      
 教 材:プリント                                  
                                           
【成績評価の方法】                                  
  定期試験を60%,平常点(レポート,演習,出席率)を40%の比率で総合評価する。 
                                                                                    
                                                                                    
【メッセージ】                                    
  多くの演習問題をできるだけ自力で解き,電気磁気学の理解を深めてもらいたい。