機械力学(CH071420)              専門・必修 2単位      
徳永 修一                         4学年 前期2時間 後期2時間
【授業の目標及び期待される学習効果】                         
  機械力学の基礎学問である機械力学の知識を十分に把握するため,力学の基礎として主に静
 止物体の力学と運動する物体の力学について,具体的な演習問題を用いて解析的な解法とベク
 トル解析の適用について講述する。                                                   
【授業の概要】                                    
 1.静力学の基本原理                             6時間
   力はベクトル量であるので,ベクトル解析を含め力の性質について述べる。           
 2.平面内の力                                8時間
   静止物体に作用する平面内の力の合成,分解,力のつり合い,モーメントのつり合い,ト
  ラスの解法について述べる。                                    
 3.一般的な力                                8時間
   複雑な問題を容易な問題に置き換える方法として力系の変換,仮想仕事の原理のつり合い
  の問題への応用について述べる。                          
 4.質点と剛体の運動学                            8時間
   力の作用は考えないで,単に運動の軌跡や速度,加速度などの幾何学的性質を時間と関係
  づけて述べる。                                  
 5.質点と質点系の力学                            8時間
   運動の解析のための力学的つり合いを示す運動方程式について述べる。        
 6.固定軸まわりの剛体の回転運動                       8時間
   慣性モーメント,角運動量の方程式,回転半径について述べる。               
 7.剛体の平面運動                              8時間
   平面運動における角運動量の方程式,運動エネルギーについて述べる。        
 8.固定点まわりの剛体の運動                                              6時間
   オイラーの運動方程式について述べる。                                           
【授業の形式,視聴覚機器の活用】                           
 ・教科書に沿った講義を行う。                                                       
 ・期間中4回程度のレポート提出を課す。                                             
                                                                                    
【教科書,教材,参考書】                               
 教科書:三般博史,一瀬謙輔著 「機械力学」 東京電気大学出版                   
                                           
                                           
【成績評価の方法】                                  
  定期試験を70%,レポートを20%,平常点(出席率,授業態度など)を10%の比率で
 総合評価する。                                                                     
                                                                                    
【メッセージ】