シーケンス制御(CH122556)           専門・選択 2単位      
田嶋 眞一                       5学年 前期2時間 後期2時間
【授業の目標及び期待される学習効果】                         
  あらゆる工業分野において,生産の面ではシーケンス制御による工程の自動化・省力化が広
 く浸透し,いまや産業界を支える技術の大きな柱となっている。このシーケンス制御の基礎的
 事項の考え方について講述する。                                                     
【授業の概要】                                    
 1.シーケンス制御の概要                           4時間
   フィードバック制御とシーケンス制御(あらかじめ定められた順序に従って,制御の各段
  階を逐次進めて行く制御)の差異について述べる。                                   
 2.シーケンス制御の基礎                          14時間
   シーケンス制御用機器,シーケンス図およびタイムチャートについて講述する。    
   ・2値制御(ON−OFF)       ・操作用および検出用スイッチ      
   ・制御機器               ・操作機器               
   ・シーケンス図             ・タイムチャート            
 3.シーケンス制御の基本回路                        12時間
   シーケンス制御の基本的な回路について講述する。                 
   ・動作回路               ・NOT・AND・OR回路       
   ・自己保持回路             ・インターロック回路          
   ・タイマ回路                                  
 4.シーケンス制御の演習                          30時間
   種々の例題について,シーケンス制御の設計を行う。主として,プログラマブルコントロ
  ーラを用いた演習を行う。                                                         
   ・信号装置               ・先着判定装置             
   ・部品供給装置             ・品種判別装置             
   ・少量多品種加工装置                              
【授業の形式,視聴覚機器の活用】                           
 ・教科書に沿った講義を行う。                                                       
 ・期間中6回程度のレポート提出を課す。                                             
                                                                                    
【教科書,教材,参考書】                               
 教科書:萩原國雄,山城健太郎著 「シーケンス制御入門」 理工学社          
                                           
                                           
【成績評価の方法】                                  
  定期試験を60%,レポートを20%,平常点(出席率,授業態度など)を20%の比率で
 総合評価する。                                                                     
                                                                                    
【メッセージ】