授業科目の区分 | 専門科目 | 授業科目 欧文 |
電子回路T Electronic Circuits T |
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科目コード | CH121312 | |||||||
担当教官名 | 湯淺 圖南雄 | |||||||
学科名・学年 | 電子制御工学科3年 | 選択・必修 | 必修 | 単位数 | 2単位 | 期間 | 通年 | |
概要 | 電子回路の基本であるダイオード,トランジスタの動作,特性を学び,等価回路による電子 回路の解析手法を修得する。また,増幅回路の構成及び動作原理を理解し,解析手法を修得 する。 |
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一般目標 | pn接合ダイオード,トランジスタの構造,動作原理,及び特性を理解する。電子デバイス の動作を基本的な回路定数の組み合わせで表す等価回路の考え方を修得する。増幅回路の特 性を等価回路を用いて計算し,等価回路の考え方を理解する。 |
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個別目標 | (1)p形,n形,i形の半導体の構造と電気伝導特性を理解する。 (2)pn接合ダイオードの動作原理,特性の説明ができる。 (3)トランジスタの構造と増幅作用を説明できる。 (4)トランジスタの各種接地方式の特徴を理解する。 (5)トランジスタの各種バイアス回路を理解する。 (6)トランジスタのhパラメータ等価回路が書ける。 (7)トランジスタの各種接地方式による増幅回路の特性を理解する。 (8)等価回路により,RC結合低周波増幅回路の増幅度の計算ができる。 |
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受講要件 | 特になし |
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履修上の注意 | ノートを準備すること。pn接合やトランジスタの動作原理を把握することが,電子回路を学 ぶ上で重要である。また,電気回路の計算に習熟することも大事である。 |
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授業内容 | 1.i形・n形・p形半導体 2.pn接合ダイオードと整流作用 3.pn接合ダイオードの電気的特性と最大定格 4.pn接合ダイオードの接合容量と蓄積効果 5.特殊ダイオード 6.接合トランジスタの構成と働き 7.接合トランジスタの静特性と接地方式 8.接合トランジスタの最大定格 9.トランジスタの増幅作用と負荷線 10.トランジスタのバイアスと安定度 11.固定バイアス回路・自己バイアス回路 12.電流帰還バイアス回路 13.非直線素子によるバイアス回路の安定化 14.電界効果トランジスタの種類と構成 15.接合形FETの特性とバイアス回路 16.MOS FETの静特性とバイアス 17.FETの最大定格と電気的特性 18.定電流源と定電圧源 19.トランジスタのT形等価回路 20.定数等価回路 21.電界効果トランジスタの等価回路 22.その他の半導体素子 23.増幅作用 24.増幅度とインピーダンス 25.エミッタ接地等価回路 26.ベース接地等価回路 27.コレクタ接地等価回路 28.FET増幅回路 29.雑音とひずみ 30.RC結合増幅回路(コンデンサの働き,増幅度) 課題演習(項目毎に適宜行う) |
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成績評価 | 定期試験,課題演習レポート,出席状況を総合し評価する。 |
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関連科目 | 電気回路T,U |
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学習・教育目標 との対応 |
半導体の電気伝導の基本的な事項を知り,pn接合の構造と整流特性を理解する。これらの知 識をもとにトランジスタの動作原理を確実に把握する。hパラメータによるトランジスタの 等価回路の考え方を理解し,回路解析に使用できるようにすること。 JABEE:(c)(d)(g)(h) |
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教材 | 教科書:赤羽 進 他著 「電子回路(1)」 コロナ社 |
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相談時間 | 放課後(16蒔以降) |
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備考 | 特になし |