授業科目の区分 | 専門科目 | 授業科目 欧文 |
数値解析 Numerical Analysis |
|||||
科目コード | CH121451 | |||||||
担当教官名 | 近藤祐史 | |||||||
学科名・学年 | 電子制御工学科4年 | 選択・必修 | 選択 | 単位数 | 2 単位 | 期間 | 通年 | |
概要 | 科学や工学における問題の解法として,コンピュータによる数値解析の手法が非常に有効 である。この授業では,アルゴリズムの理解から実際の問題への適用にいたるまでの道筋を 講述し,さらに,実習を行うことによって習得させる。 |
|||||||
一般目標 | 数値計算の基礎的な理論と技術を学ぶ。有限で離散的な情報を扱う計算機で無限で連続な 実数の世界における計算を精度と効率よく行うためには,数学と計算機に関連した知識と技 術が必要であることを理解する。現実の場面で「数学の公式」をそのまま適用すると失敗す ることが少なくない。実習を通して代表的な数値計算法の原理や性質を理解し,使用できる ようになることを目的とする。 |
|||||||
個別目標 | (1) 浮動小数点数の表現形式を理解する (2) 誤差の種類と性質を理解する。 (3) 典型的な数学的問題に対する代表的な数値解法について,その原理と性質を理解し, アルゴリズム(計算手順)を記述することができる。 |
|||||||
受講要件 | 初等微分積分とC言語の知識を要する。 |
|||||||
履修上の注意 | 微分積分とC言語をしっかり復習しておくこと。 また,レポート課題を4回程度出すので必ず提出すること。 |
|||||||
授業内容 | 1. 授業ガイダンス,数値解析入門 2. 数値解析の原理 3. 浮動小数点数とハードウェアによる表現 4. 数値計算に伴う誤差の種類と原因 5. 課題演習 6. 方程式の反復解法:不動点反復とニュートン法 7. 課題演習 8. 2分法とはさみうち法 9. 課題演習 10. 差分 11. 課題演習 12. ニュートン補間とラグランジュ補間 13. 課題演習 14. スプライン近似 15. 課題演習 16. 数値積分と数値微分 17. 課題演習 18. 連立1次方程式の数値解法1:ガウス消去法,ガウス・ジョルダン法 19. 課題演習 20. 連立1次方程式の数値解法2:反復解法,不良条件 21. 課題演習 22. 最小2乗法 23. 課題演習 24. 微分方程式の数値解法1:オイラー法 25. 課題演習 26. 微分方程式の数値解法2:改良オイラー法,ルンゲ・クッタ法 27. 課題演習 28. 微分方程式の数値解法3 29. 数値処理プログラミングと数学ソフトウェア 30. 総まとめ |
|||||||
成績評価 | 定期試験60%,レポート20%,平常点(出席率,演習状況,授業態度)を20%の比率 で総合評価する。 |
|||||||
関連科目 | 微分積分学,情報処理U |
|||||||
学習・教育目標 との対応 |
(c) 専門的基礎学力と応用能力:数学,自然科学,情報工学(IT)に関する知識を身につ け,演習や実習でトレーニングを積んで基礎学力を深め,それらを応用する能力を培う。 |
|||||||
教材 | 教科書:E.クライツィグ著,北川源四郎,安部寛治,田栗正章共訳「数値解析」 培風館 |
|||||||
相談時間 | いつでもよい。 |
|||||||
備考 | 特になし。 |