授業科目の区分 専門科目 授業科目
欧文
シーケンス制御
Sequence Control
科目コード CH122556
担当教官名 田嶋 眞一
学科名・学年 電子制御工学科5年 選択・必修 選択 単位数 2 単位 期間 通年
概要
 あらゆる工業分野において,生産の面ではシーケンス制御による工程の自動化・省力化が
広く浸透し,いまや産業界を支える技術の大きな柱となっている。このシーケンス制御の基
礎的事項の考え方について講述する。
一般目標
  対象となる機器の動作仕様から,シーケンス制御の制御回路を設計する方法を習得すると
ともに,制御の現場でよく使われているプログラマブルコントローラ(シーケンサ)を用い
て演習を行う。
個別目標
 (1) シーケンス制御の意味を理解する。
 (2) 対象となる機器の動作仕様を理解し,制御の段階を明確にできる。
 (3) 制御の段階を自己保持回路を用いた内部状態として表現できる。
 (4) 動作の仕様をタイムチャートとして表現できる。
 (5) 必要な自己保持回路のセット条件,リセット条件を明確にできる。
 (6) 制御回路を展開接続図として表現できる。
受講要件
 特になし
履修上の注意
 教科書に沿った講義を行う。授業中適宜演習を行う。復習を忘れないこと。
 期間中6回程度のレポート提出を課す。
授業内容
 1. シーケンス制御の概要                        16. プログラマブルコントローラ
 2. フィードバック制御との違い                  17. シーケンス制御の演習(信号装置)
 3. シーケンス制御の基礎                        18.   〃
 4.  操作用および検出用スイッチ                19. シーケンス制御の演習(先着判定装置)
 5.  制御機器および操作機器                    20.   〃
 6.  展開接続図                                21. シーケンス制御の演習(部品供給装置)
 7.  タイムチャート                            22.   〃
 8. 前期中間試験の返却と解説                    23. 後期中間試験の返却と解説
 9. シーケンス制御の基本回路                    24. シーケンス制御の演習(品種判別装置)
10.  動作回路・NOT・AND・OR回路        25.   〃
11.  自己保持回路                              26.   〃
12.  インターロック回路・タイマ回路            27. シーケンス制御の演習(少量多品種加工装置)
13. シーケンス制御の応用回路1                  28.   〃
14. シーケンス制御の応用回路2                  29.   〃
15. 前期総まとめ                                30. 後期総まとめ
成績評価
 定期試験を60%,レポートを20%,平常点(出席率,授業態度など)を20%の比率
で総合評価する。
関連科目
 制御機器,ディジタル回路T,ディジタル回路U
学習・教育目標
との対応
 (c) 数学,制御工学に関する知識と,それらを応用することができる能力を培う。
 (d) 制御分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力を培う。
 (e) 種々の科学・技術・情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力を培う。
教材
 教科書:萩原國雄,山城健太郎著 「シーケンス制御入門」 理工学社
相談時間
 放課後(E-mail[tashima@dc.takuma-ct.ac.jp]で予約することが望ましい。)
備考
 わからないことは,授業中適宜質問すること。