情報工学科
Department of Information Engineering
情報工学科では
"コンピュータやネットワークの専門家を目指せ。"
をキーワードに、教育・研究を行っています。
学科紹介
卒業研究・グループ研究
情報工学科の専門教育では、計算機の基礎と応用についての知識と技術を教授するとともに、実際に計算機を利用して様々な問題解決ができる能力を育成します。さらに、計算機システムおよびソフトウェアシステム、ネットワークを利用するシステムに対して、工学的な手法によるシステムの設計、開発および実現に関する能力の育成を目指します。また、画像や音声を利用したソフトウェアの開発やコンピュータシステムを構築できる情報システムエンジニア、ブロードバンド・インターネットを活用したソフトウェアの開発やコンピュータネットワークを構築できるネットワークエンジニアを育てます。
マイコン実験(3年)
ネットワークシステムインテグレーション
3Dコンテンツの制作(5年)
教育目標
1.広い視野を持ち、社会の要求する情報システムを設計・構築できる。
2.コンピュータの基礎から応用まで体系的に理解し、コンピュータを活用できる。
3.主体的に問題を提起し、継続して課題に取り組み、解決できる。
4.文章能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を有する。
教育内容
1.
基礎工学・理論、電気・電子工学、計算機システム、ソフトウェア、情報・通信システムおよびマルチメディア等関連技術の分野をバランスよく系統的に配置する。
2.
実務や新しい問題に創造的に立ち向かう方法や能力あるいは意欲を養うために、講義では、できる限り実習・演習をとりいれる。また、「卒業研究」等の問題解決型の教育効果を重視し、基本的に同じ形式で運用する「情報工学セミナー」を第4学年に導入する。
3.
工学実験では、実験を大きなテーマとして実施することにより、その中の個別の実験項目の意義を理解させる。また、テーマに対するマクロスコピックな把握と理解を促し、これらを基礎に実践的かつ創造的な応用能力を育成するようにする。
4.
情報工学関連技術の急激な進歩に対応できるように、選択科目の一部について科目内容については柔軟な対応がとれるようにしている。
カリキュラムの特色
情報工学科では、コンピュータの仕組みやプログラミングの基礎を楽しく学びながら、低学年ではシンプルなプログラムを作る方法から身につけていきます。さらに高学年では、様々なプログラミング言語やソフトウェアツールを使いながら、アプリやウェブサイトの作成、AI、XR(クロスリアリティ)、データサイエンスなどのテクノロジーについて学びます。
情報工学科の専門科目の内、プログラム関連の科目数は23科目で、全科目に占める割合は約55%です。半数を超える科目でプログラムを学ぶことでプログラミングの力をつけます。そして、情報工学科のカリキュラムの一番の特色と言えるのが、「2年間の卒業研究」です。地域の課題を解決するためのアプリやシステム開発など、実践的な活動を通して、ソリューションを考える力と、研究成果の報告を行い、プレゼンテーション能力を養います。
目指す技術者
情報工学科では、人工知能やデータ解析などの最新技術をはじめとして、3DCGを使ったアプリ開発、ネットワーク技術やプログラミングなど、現代社会でますます重要となっているたくさんの技術に触れることができます。データを分析し、問題を解決する能力を身につけ、クリエイティブなプロジェクトにも積極的に取り組むことができる技術者を目指します。
主な取り組み
情報工学科は学生活動の支援を第1に考え、色々な取り組みを実施しています。
・
「放課後学習会」
(学生からの質問や進路相談、授業の補講、追実験、卒業研究などを本科教員が対応。定期試験前の放課後等に実施)
・
「公開面接練習会」
(5年生を対象に本科教員が行う模擬面接)
・
「継続的な研究活動」
(4年生から指導教員のもとで研究活動を開始し、5年生の卒業研究まで2年間継続して研究を行う)
・
「全国高専プログラミングコンテスト」に参加する学生の積極的なサポート
4年研究発表
5年研究発表
公開面接練習会
全国高等専門学校プログラミングコンテスト
2024年度最優秀賞(2年連続)
情報工学科では、高専プログラミングコンテスト(高専プロコン)に参加する学生を学科をあげてサポートしています。
香川高専詫間の高専プロコンチームは全国優勝9回を達成しており、この他にも多数の上位入賞をはたしています。
大会に参加した学生の中には、有名な大学に進学したり、企業で活躍している人がたくさんいます。
(→クリックで高専プロコンの紹介ページへ移ります)
学生の活躍等
2025年9月
ティン先生がThank you partyを開催しました。情報工学科の教員や技術系職員、学生がミャンマー料理を楽しみました。
2025年6月
情報工学科4年の豊島圭吾さんが大阪・関西万博で発表
しました。
情報工学科3年の小笠原環さんがトビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム2025年度(第10期)のマイ好奇心探究コースに採択されました。
2025年5月
情報工学科2年生に教育インターン中の辻さんが研究や進路、高専生活について講演しました。
2025年4月
情報工学科卒業生、豊橋技術科学大学大学院博士後期課程の辻奈津美さんが教育インターンとして来校中です。5月7日まで研修します。
情報工学科にティン ティー ラィー先生が着任しました。
2025年2月
情報工学科4年生が情報工学セミナーの期末発表をしました。
情報工学科5年生が卒業研究の期末発表をしました。
2025年1月
情報工学科5年生が3年生に進学・就職に関するキャリアトークを実施
しました。
プロコンチームが香川県知事を表敬訪問
しました。
2024年12月
情報工学科5年生が4年生に進学・就職に関するキャリアトークを実施
しました。
2024年11月
プロコンチームが三豊市長を表敬訪問
しました。
情報工学科5年生が卒業研究の中間発表をしました。
2024年10月
情報工学科4年生が情報工学セミナーの中間発表をしました。
プロコンチームが2年連続で全国優勝
しました。
2024年9月
2024年 9月、情報工学科4・5年生が九州大学西澤先生の出前授業を受講しました。
2024年8月
情報工学科4年生が香川大学創造工学部を見学しました。
奥側の左端からOG窪田さん,OG植田さん,OB小河原さん,右端はOB竹原さん
2024年3月
当時情報工学科3年の池内晶さんと他大学生が株式会社COROLEを起業しました。
当時情報工学科3年の安戸蒼真さん(高松市牟礼中学校出身)がKloudハッカソン#4でデザイン賞を受賞しました。
プレゼン中
授賞式(左から二人目)
2023年10月
当時情報工学科3年の池内晶さん(松山市道後中学校出身)がCivictech Challenge Cup2023で企業賞を2つ受賞しました。
台湾での英語プレゼン(右側)(Civictech Challenge Cup2023)
総合優秀賞受賞時の写真(右端)(Generative AIに特化したインキュベーションプログラム荒波3rd)
2023年3月
情報工学科3年の天竺寛貴さん、2年大西俊輔さん、1年小原櫂さんが
CyberSakura(サイバーセキュリティ分野の人材育成を目的とした教育プログラム)に参加し第二位
になりました。
スタッフ
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職 名
氏 名
専門分野
校務分担
教授
宮武 明義
情報工学【
公開
/
学内限定
/
電子情報通信工学専攻
】
教授
德永 修一
機械工学
電子情報通信工学副専攻長、5年副担任
教授
河田 純
計算機シミュレーション・放射線物理
学生相談室長
教授
金澤 啓三
情報工学
3年担任
教授
川染 勇人
プラズマ分光
学生主事
准教授
近藤 祐史
数式処理
学科長、4年担任
准教授
奥山 真吾
数学
寮務副主事、3年副担任
准教授
Tin Htay Hlaing(ティン)
自然言語処理
准教授
篠山 学
自然言語処理
5年担任
講師
宮﨑 貴大
リモートセンシング
4年副担任
Q&A
Q. 情報工学科って、どんな学科なの?
A.
情報工学科はコンピュータとコンピュータに関連することがらを学ぶ学科です。まず、コンピュータのしくみやその操作法について勉強します。コンピュータに慣れてきたら、プログラムを勉強します。プログラムとはコンピュータの動く手順を書いた命令文書のことです。つぎにコンピュータの作り方を勉強します。また、コンピュータを利用するためのさまざまな技術も学びます。
Q. コンピュータってどんな所で使われているのですか?
A.
コンピュータといえば、まず、パソコンを思い出すでしょう。パソコン以外にも、いろいろな所にコンピュータは使われています。あなたの大好きな携帯電話やテレビゲーム機にも使われています。町角で見かける車や自動販売機にもコンピュータが使われています。わたしたちはコンピュータに囲まれて生活しているといっても過言ではありません。
Q. 将来大学に進みたいのですが。
A.
情報工学科からは毎年約60%が国公立大学に進学しています。四国にある国立大学(香川大学、徳島大学、愛媛大学、高知大学)はもとより、北海道大学、筑波大学、千葉大学、豊橋技科大学、岡山大学、広島大学、九州大学など全国の国立大学に進学しています。