研究実施報告
(本研究はJSPS科研費 JP19H00206の助成を受けたものです。)
○公開講座「Iotおもちゃ開発講座」を開催しました。
- 2019年2月1日(土)本校詫間キャンパスにおいて、公開講座「Iotおもちゃ開発講座」を開催しました。
今回の講座は教育研究の一環として開催しました。
理科好きの昔の子供は、おもちゃの内部の構造を見たさに分解したり、
自分の好みに改造したりして遊んだものです。最近の子供はゲーム機や高機能なおもちゃで遊ぶだけとなっていて、
これにより、電子回路や機構部品に接する機会を失い、ものづくりへの関心が希薄となる一因になっています。
そこで、小中学生のものづくりへの関心を高めるため、簡単なおもちゃを改造しスマートフォンやパソコンで動かすことが出来る「Iotおもちゃ開発講座」を企画しました。
- 1.準備
- 小学生と高専生の2人ペアでチーム開発に取り組みます。参加した高専生には2か月前から、
使用するソフトやハードについて勉強をしてもらいました。高専生は小学生を指導するために内容を
理解しておく必要があり、自ら学ぶ姿勢が養われます。
- 2.説明
- 開発の進め方の説明や、Iotの基礎知識のお話を講座の冒頭で行いました。
- 本講座のテーマは簡単な市販のショベルカーのおもちゃを改造し、スマートフォンからインターネットを介して操作できる「Iotおもちゃ」を開発することです。
- 4.調査
- 内部の仕組みを調べます。
どの様にするか仕様を決めて、いよいよ製作に取り掛かります。
- 5.改造
- 車体の改造をします。
ルータで不要な部分を削り取っています。
- 6.パーツ製作
- 追加する部品は3Dプリンタで製作しました。
3DCADソフトを使って追加する部品を設計します。
- 7.加工
- 3Dプリンタで部品が作られていく様子に興味深々です。
全員がはじめての体験です。
- 8.電気配線
- モータの配線やマイコン基板をはんだ付けで取り付けます。
- 9.プログラミング
- ショベルカーを動かすためのプログラムを作ります。
プログラムどおりに動けば完成です。
ここまで約6時間、全員が集中して取り組めました。
- 10.競技会
- 完成した車体を使って競技会をしました。
時間内にたくさんのボールを運んだ方が勝ちです。
- 11.表彰
- 表彰式を行い、入賞者にはすてきな賞品がおくられました。
- 12.アンケート調査
- 受講者に対し、アンケートで意見を伺いました。
「とても楽しかった」、「もっと長くやりたい」など全員の方に喜んで頂けました。
子供達の工学に対する興味が増したようです。また、高専生たちも指導する喜びを
体験できたようです。
業務内容

実験実習
実験実習について

研修
研修会参加記録

科研費
科研費の申請及び採択数

発表・論文
学外発表や論文

表彰等
高専機構理事長賞
2年連続受賞(2015&2016)

資格取得
スタッフが取得した資格等

報告会
研究や研修などの報告会

公開講座
詫間C技術教育支援室主催の公開講座

ものづくり教室
技術教育支援センター主催の教育講座

地域貢献
地域貢献活動の紹介

八朔人形まつり
三豊市仁尾町で毎年9月に行開催される
人形まつりへの技術協力

プロコン支援
プログラミングコンテストへの技術支援