通信ネットワーク工学科

Department of Communication Network Engineering

学科紹介

 すべての産業・社会活動では今や情報通信が必要不可欠となっています。この社会の神経というべき情報通信を支えるのが, 地球上に張り巡らされた電線,光ファイバ,電磁波からなるネットワークと無数のコンピュータです。
 本学科は,この広くて魅力ある情報通信分野に貢献できる優秀なコミュニケーション技術者,コンピュータネットワーク技術者の養成を目的としています。第一級陸上特殊無線技士,第一級陸上無線技術士などの国家資格の取得に向けたカリキュラムを編成しています。

カリキュラム内容

電波塔

無線通信工学

良く知られたラジオ放送の方式から衛星放送や地上波デジタル放送などの最新通信方式まで,その理論および送信機・受信機の回路構成などを学びます。
(無線通信工学Ⅰ・Ⅱなど)
パラボラアンテナ

アンテナ工学

無線通信では電波を使います。電波を放射したり受信したりするアンテナについて,その理論と実際を学びます。また,電波の性質,伝わり方など,電波伝搬についての知識も学びます。
(電波伝送学Ⅰ・Ⅱなど)
ネットワークスイッチ

ネットワーク工学

社会のインフラとして,なくてはならない存在となったインターネットを支えるネットワーク技術について学びます。OSI参照モデルの1層から7層までを幅広く学びます。
(コンピュータネットワークⅠ・Ⅱなど)
計測実験

計測工学

計測器の機能と測定方法について学びます。電圧計,電流計,オシロスコープ,スペクトルアナライザなどの基本原理や計測法を具体的に幅広く学びます。
(電気電子計測Ⅰ・Ⅱなど)
光通信実験

有線通信工学

有線通信は,信号を伝える基礎・基盤技術です。日本は海外と光海底ケーブルを用いた有線通信で結ばれています。通信の歴史や通信機器,光ファイバ伝送路,交換技術,通信網などの信号を伝える技術を学びます。
(電気通信システムA・Bなど)
ファイアウォール

情報セキュリティ

コンピュータやスマートフォンで安心して情報交換するためには,情報を守る技術が必要です。みんなが安心,安全にネットワークを使えるようにするための情報セキュリティ技術を学びます。
(データ通信,情報セキュリティなど)
OSA Icon Libraryのアイコンを使用しました。
コンピュータルーム

情報処理

通信分野で利用されている代表的なプログラミング言語とアルゴリズムを学習します。そして,コンピュータシステムやインターネットを利用するような応用プログラミングについて学びます。
(情報処理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ,ネットワークプログラミングなど)
適法なトランシーバ

法律

スマートフォンやインターネットなどは日常の通信手段となっていますが,利用する電波や通信サービスのルールを守って利用しないと社会に混乱が生じます。守られるべき「電波法」や「電気通信事業法」といった法律を学びます。
(通信法Ⅰ・通信法Ⅱなど)

教育目標

教育目標は,次の4つです。

教育内容

教育内容は,次の4つです。

スタッフ

各スタッフのオフィスアワーは,こちらにあります。

目指す技術者

通信工学,情報工学の基礎から,情報通信分野やコンピュータネットワーク分野の幅広い知識と技術,並びに, 実践的応用力を身につけたコミュニケーション技術者,コンピュータネットワーク技術者を養成します。

こんな人にお勧め

携帯電話,パソコン,インターネットに興味を持ち,将来は,情報通信,放送,コンピュータ,ネットワーク分野で 活躍したい人にお勧めです。国家資格取得に向けたカリキュラムを編成していますので,プロの技術者として活躍することができます。

電波暗室

電波暗室
通信ネットワーク工学科では,数100MHz~40GHzのアンテナ評価が可能な電波暗室があり,そこには,ターンテーブル,ベクトルネットワークアナライザ,信号発生器,スペクトルアナライザ,各種アンテナ,アンプなどを整備しています。 この施設は,外部の方にも有料開放しています。電波暗室の利用方法,利用希望日については,下記までお問い合わせください。

お問い合わせ先
通信ネットワーク工学科 准教授 真鍋 kmanabe@cn.kagawa-nct.ac.jp
※アットマークを半角にしてください。
※電波暗室の共同利用者・共同研究者を募集しています。
□ 通信ネットワーク工学科ページのお問い合わせ先:webmaster @ cn. kagawa-nct. ac. jp