電気情報工学科では、技術の高度化が進展する社会の中でも活躍し続けることのできる電気電子技術者及び情報通信技術者の育成を目指しています。そのため、数学・物理などを中心として基礎学理や専門の基礎をじっくりと学び、その上に専門応用技術を学習し、技術者となるための基礎を習得します。
これらとともに回路設計や卒業研究、組み込み技術教育を軸とした各種実験・実習などを行い、技術者にとって必要な実践力や創造性、ならびに、ものづくりを行っていくうえで欠かせないチームワークや協調性を身につけていきます。
電気情報工学科では、下図に示すカリキュラム構成により、電気・電子・情報の3分野に広く精通した人材の育成を実施しています(画像はクリックで拡大できます)。
学生主体の実験実習
ほとんどの実験実習は学生主体で実施する形式となっており、社会に進出したときに重要となる主体性、協調性、コミュニケーション能力を養います。各種実験装置の取り扱い
専門知識だけではなく、実験に必要な各種電子機器の取り扱い方法についても、実験実習の中で実践的に身につけることを目指しています。測定データの解析
実験で得られた測定データは電子計算機を用いて解析します。実験では様々なデータ解析用のソフトウェアを駆使して、物理現象の背後に潜む数理理論を解き明かします。情報工学系の実験
情報工学系の実験では、ロボット制御プログラムの開発、webデザイン、人工知能(AI)の構築等のテーマを実施し、広い分野で活躍できる技術者を育成しています。座学による数理理論の学習
多くの専門科目では、実験で観測された現象を裏付ける数理理論を座学で学びます。実験実習と座学が密接にリンクすることで、より実践的な専門知識の習得が可能です。設計した回路のプレゼンテーション
高学年の実験実習では、与えられた目的を達成する回路を自ら設計・開発し、実際に動作させることを行います。また、プレゼンテーションを通して的確に物事を伝えるコミュニケーション能力を養います。卒業研究
5年生の卒業研究では、全学生が特定の研究室に配属され、さらに専門性の高い理論や技術に触れます。研究成果は、学会発表や論文執筆等を通して一般に広く公開することを目指します。VRデバイスを用いたソフトウェア開発
情報工学系の研究室では、一例としてVRデバイスを用いてリアルな体験を提供するプログラムやソフトウェアの研究テーマがあります。視線追従によるデータ収集
視線追従(アイトラッキング)デバイスを用いて、人間の無意識の行動をデータとして収集し、様々な用途に有効活用することを目指す研究テーマもあります。無響室での収録とマイクロホン信号処理
壁面からの音反射や残響が生じない特別な空間での音声の収録や、複数のマイクロホンを用いた空間的な音響信号処理技術の開発を取り扱う研究室があります。ロボットアームのモーション制御
関節軸に組み込まれたサーボモータを適切に制御することで、人とロボットの協調作業や高速高精度位置決めを実現する研究テーマを実施しています。高性能データ測定機器
実験実習や卒業研究では、高性能なデータ測定機器やマルチコアCPU計算サーバ等の専門的な実験機材を使用します。電子工学実験室
多くの電気・電子工学系の実験実習を行う実験室であり、様々な電気機器が取り揃えられています。また、少人数の班構成で教職員の指導の下実験を行うため、より高密度な学習が可能となっています。情報通信工学実験室
情報工学系の実験実習は、40台以上のパソコンを備えた実験室で行います。個人個人に割り当てられたパソコンを使って、Webページの開発・人工知能の構築・ロジックデバイスの回路設計等を行います。
香川高専公式YouTube掲載の電気情報工学科紹介動画です.
氏名 | 職名 | 専門分野 | 連絡先 | 主な担当授業 | 校務 | Web |
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重田 和弘 | 教授 | 情報通信 教育工学 |
shigeta[@] | 情報通信ネットワーク 情報通信工学 |
専攻科長 創造工学専攻長 |
|
辻 正敏 | 教授 | マイクロ波工学 集積回路 |
mtsuji[@] | 電子回路Ⅰ マイクロ波工学 |
キャリアサポートセンター長 学生相談室員 地域イノベーションセンター員 |
研究室HP |
漆原 史朗 | 教授 | 制御工学 電気機器工学 |
urushi[@] | 電気回路Ⅰ 現代制御理論 創造工学実験実習Ⅱ(電気)主担当 |
学科長 総務・広報室副室長 |
研究室HP |
太良尾 浩生 | 教授 | 生体電磁気学 電磁環境工学 |
tarao[@] | 電磁気学Ⅰ 環境電磁工学 |
国際交流室長 | |
村上 幸一 | 准教授 | 知識工学 データサイエンス |
murakami[@] | 情報処理基礎 知識工学 |
3年担任 AI社会実装教育研究センター長 情報基盤センター員 |
研究室HP |
柿元 健 | 准教授 | ソフトウェア工学 | kakimoto[@] | 統計データ処理 プロジェクト管理論 |
5年担任 寮務副主事 情報基盤センター副センター長 |
個人HP |
山本 雅史 | 准教授 | 表面科学 | m-yamamoto[@] | 半導体物理 電子物性 |
専攻委員 | |
北村 大地 | 准教授 | 音響信号処理 機械学習 |
kitamura-d[@] | 論理回路 ディジタル信号処理 創造工学実験実習Ⅰ主担当 |
教務主事補 AI社会実装教育研究センター員 |
個人HP 研究室HP |
吉岡 崇 | 講師 | 制御工学 電気機器工学 |
yoshioka-t[@] | 電気情報基礎Ⅰ(電気) パワーエレクトロニクス |
4年担任 学生主事補 |
研究室HP |
雛元 洋一 | 助教 | 適応信号処理 ディジタル信号処理 |
hinamoto[@] | 信号処理 電気情報工学実験Ⅰ,Ⅱ,電気情報工学応用実験主担当 |
個人HP | |
中村 厚信 | 嘱託教授 | 電子物性 | nakamura-a[@] | 電子デバイス | ||
向井 しのぶ | 技術専門 職員 |
電子情報 | kuwajima[@] | 電気情報工学実験 | ||
桟敷 剛 | 技術 専門員 |
電子情報 | sajiki[@] | 電気情報工学実験 |
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各教員の研究については,Researchmapや個人HP,研究室HPをご覧ください。
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電気情報工学コース:専攻科 創造工学専攻 電気情報工学コースの学習教育目標やアドミッションポリシーは電気情報工学コースのページをご覧ください。
創造工学専攻:専攻科創造工学専攻の進路などは,創造工学専攻のページをご覧ください。
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電気情報工学科の卒業研究発表会を開催しました。
2月27日に電気情報工学科5年生の卒業研究発表会を電気系,情報系にわかれて開催し,全員が研究内容のプレゼンテーションを行いました。電気情報工学科の学生が優秀ポスター賞を受賞しました。
優秀賞を受賞しました。
電気情報工学科の学生を含むチームが出場しました。
電気情報工学科の進路報告会を開催しました。
最初に5年生による進路活動の報告をプレゼン形式で行い,その後,3,4年生が個別に5年生に詳しく話を聞く懇談形式で行いました。電気情報工学科の卒業研究中間発表会を開催しました。
10月25日に,電気情報工学科5年生の卒業研究中間発表会を開催し,教職員や4年生らに対してポスター発表を行いました。全国高等専門学校第35回プログラミングコンテストに電気情報工学科の
課題部門では、水槽の魚と疑似的な会話や交流が行える「フィッシュフレンズ -魚をより近い存在に-」を電気情報工学科3年生と電気情報工学コース2年生のチームが開発し敢闘賞を受賞、競技部門「シン・よみがえれ世界遺産」では、電気情報工学科3年生と4年生のチーム「クッキーカッターズ」が出場し,準決勝敗退となりました。学生を含むチームが出場しました。
電気情報工学科5年の組込み実験の発表会を開催しました。
電気情報工学科5年の実験科目である電気情報工学応用実験において,学生が組込み技術を用いて立案から作成まで行った製作物の発表会を開催しました。全国大会出場を決めました。
電気情報工学科の学生を含むチームが出場し,2位を獲得しました。