創造基礎工学系(高松キャンパス)
機械工学科
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 機械工学実験(5年)

実験で確認することにより工学的センスを磨こう!!

機械工学科5年生の1クラスをグループに分けて,各工学実験を行うものです。機械工学の基礎になる実験を実際に自分の手で行うことによって,講義で学んだ学問をより良く理解することを目的としています。実験結果をもとに考察し,各自がレポートにまとめることで「考える能力」「考えを文章にまとめる能力」も養います。

熱工学 熱力学・電熱工学の基礎実験
内燃機関 内燃機関の性能試験
制御工学 基礎制御理論による実験と制御系設計
流体工学 流体工学の基礎実験
電子・電気工学 電子・電気回路の実験
計算力学 コンピュータによる応力・変形解析をする
振動工学 振動挙動を実験により解明する



熱工学

熱力学・電熱工学の基礎実験

熱力学、伝熱工学の基礎を次の3つの実験を通して理解します。

  1. 周囲への放熱を伴う棒の非定常熱伝導実験
  2. 二重管熱交換器の伝熱実験
  3. ボイラ・タービンの性能試験

実験値と理論値の差異に関する検討を考察のポイントにしています。

コンピュータによるガソリンエンジンの燃焼解析

ディーゼルエンジンの性能試験

内燃機関

内燃機関の性能試験

産業用ディーゼルエンジンと自動車用ガソリンエンジンの性能試験 を行います.エンジンの出力,トルク,回転速度,燃料消費量,熱 効率など様々な項目について測定し,エンジンの性能を把握すると ともに,エンジンの機構と動作について理解を深めます.

制御系設計に関する解説

倒立振子の制御実験

制御工学

基礎制御理論による実験と制御系設計

制御工学とは,温度や速度などのある値をこちらが望む値に する(制御する)にはどのようにしたらよいか?を考える学問 です.今日では,冷蔵庫の温度制御から車の燃料噴射制御など に至るまで,あらゆる所でその理論は応用されています.

そこで,本工学実験では,温度,電圧,DCサーボモータの 回転速度や回転角の制御系を取り上げ,基礎制御理論の理解を 深めるため,次のような内容で実験を行っています.

  1. 抵抗温度計の伝達関数の同定
  2. RLC回路の周波数伝達関数
  3. DCサーボモータのシミュレーション
  4. DCサーボモータを用いた制御系設計

送風機

ノズル

流体力学

流体工学の基礎実験

ベルヌーイの定理、管摩擦による流れの抵抗、流体中の物体に作用する力、 流量測定法など水力学の法則の理解を深める。

  1. 管摩擦係数の測定
  2. ピトー管の検定
  3. 管内乱流速度分布の測定
  4. 円柱の抗力係数の測定
  5. 管オリフィスによる流量測定
  6. 管ノズルによる流量測定

電子工学実験室

反転増幅器と非反転増幅器の実験

電子電気工学

電子・電気回路の実験

次のような内容について実施しています。

  1. LRの交流特性
  2. LCによるフィルタ特性  
  3. FETの直流特性と増幅回路     
  4. TTLの入出力特性と論理回路  
  5. 反転増幅器と非反転増幅器 
  6. 差動増幅器と加算器

計算力学

コンピュータによる応力・変形解析をする

汎用の有限要素法プログラムANSYSを用いて、有限要素法プログラムの解析 操作実習と解析結果の検討を行っている。 解析対象は2次元の平板であって、ANSYSの持つ高度な解析機能の習熟と 解析結果の検討を通して、現在機械工学において、設計解析作業の中心的ツール となっている有限要素法に対する理解を深める実験となっている。

 

振動工学

振動挙動を実験により解明する

機械工学の主要なテーマである機械振動の理解を深めるため、次の 2つの内容につき実験をしている。

  1. バネ質点系の強制振動
  2. 振動解析装置(モード解析装置など)の操作

平成8年度に最新の動電型振動解析装置、実験振動モード解析装置、 音響解析装置が導入されており、それらを用いた実験を行っている。




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