今日は林先生のお仕事の一部を紹介します。林先生の専門はコンクリート工学。今日は万能試験機で何やら測定準備中。万能試験機とは、コンクリートなどの各種材料に、引張・圧縮・曲げ・ねじりなどの力を加え、破壊するまでの強さや弾性、硬さなどの物理的特性を測定して数値化するもので、材料開発や品質管理・商品の安全性確保に欠かせない試験です。企業との共同研究している材料を測定するようです。学生もこの機械を使って実験をします。

測定後は、高速切断機で鉄筋入りコンクリートを切断。鉄筋が入っているところを切断する時に火花が散って、コンクリートがあっという間に切断されました。林先生はこの切断面を観察して、鉄筋が所定の位置にあるか、調べています。コンクリートを流し込んだ際の圧力は大きいので、鉄筋が動いてしまうことがあるためだそうです。

そして同時に、研究室生向けに高速切断機の使い方動画も撮影中。ゴーグル、手袋、などの安全対策や、作業するまでは決して電源を入れない事、騒音対策などもお話されていました。この高速切断機の操作は誰でもできるそうなのですが、刃の取り換えには資格が必要だそうです。ご存じでしたか?もちろん林先生は資格持ってます!
グラインダーや切断機の刃の取り換えには「自由研削用砥石の取替え等の業務特別教育」が必要です。ただしDIYなど私的に工具を使う場合には必要ないそうです。
以上、林先生のお仕事紹介でした。