令和3年7月30日、香川社会基盤メンテナンス推進協議会の設立総会を開催しました。本協議会は、産官学が連携して、地域における橋梁メンテナンスの現状共有および課題解決を推進することを目的に設立されました。国や大学、香川県下自治体担当者、橋梁に関係する業界関係者など総勢39名に出席していただきました。
総会では、林センター長より「地域における橋梁メンテナンスはどうあるべきか」という課題に対して、本協議会が目指すもの、設立趣旨を説明しました。
本協議会の特徴は以下の通りです。
①産官学が揃っていること
発注者・受注者という立場のほかに、大学や高専などが参加することで、中立の立場で地域の課題を把握できること。
②地域の人材を育成すること
人の教育という形に見えないところに焦点を当て、どうあるべきかを議論すること、
③実務課題を解決すること
各自治体・コンサルタント等の組織や現場で生じている課題を共有し、地域の実情に沿った解決策を探ること
そして、iMec香川の事業紹介を行いました。
来年度以降、本格的に始まる講習会に先立ち、8月には橋梁点検技術者向けの試行講座を開催します。
県内自治体から8名、民間団体から2名の参加を予定しています。今後、実際に参加した受講者の参加者の意見を取り入れ、来年度以降の講座に反映していきたいと考えています。
また、事前に8市9町の県内自治体からヒヤリングした橋梁点検の現状が紹介されるとともに、今後の協議会に期待することなどを幅広く意見交換しました。
自治体等が有する技術的な課題や、協議会への要望などを把握するため、追加のアンケート調査も実施することとなりました。集計結果は、後日協議会委員へ共有されるとともに、抽出した課題を今後部会で検討していく予定です。
お忙しいところ、お集まりいただいた関係者の皆様、ありがとうございました。
今後も、地域の橋梁メンテナンスをよりよいもにすべく、iMec香川は活動して参ります。