令和5年9月19日（火）～22日（金）の4日間、高松キャンパスにおいて香川高専サマースクール「準天頂衛星システムみちびきを利活用したビジネスプランニング」を開催しました。この講座は、アントレプレナーシップ（起業家精神）を学ぶ機会として開講したもので、準天頂衛星システムみちびきを利活用したビジネスプランニングについて学ぶ内容です。

　講師に、長岡高専、長岡技術科学大学を卒業し、企業での経験を積んだ後に株式会社KOIYALを創業された荒川　善大氏をお迎えし、本科4年生及び5年生の8名が、オンラインの事前学習と4日間の対面学習を行いました。　

　対面学習では、チームビルディングの仕方から始まり、準天頂衛星システムみちびきの概要、プレゼン技術、事業やビジネスモデルとは何かといった知識を、動画教材と講師の経験を踏まえたエピソードを交えた解説から学び、グループワークを通じて実際に体験することでより深く理解していきました。ビジネスプランニングの実践では、2チームに分かれ、準天頂衛星システムみちびきを利活用して身近な課題を解決するビジネスプランの提案に取り組みました。

　対面学習3日目からは、長岡高専の外山教授にもお越しいただき、講師の荒川氏と共に学生にアドバイスをしていただきました。最終日の成果発表会では、学生たちは中間発表での質疑応答やアドバイスを元にさらに考察、改良を加えてブラッシュアップされたビジネスプランを堂々と発表しました。

　起業するかしないかに拘わらず、普段学んでいる内容が新たな価値を生み出し、ビジネスにつながる可能性があるという新たな視点を得ることができ、学生たちはモチベーションアップとキャリアを考えるきっかけになったのではないでしょうか。