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高松キャンパス
「有限要素法解析入門」講習会を開催しました
2026/09/07更新

 令和8年9月3日(木)と4日(金)の2日間、「有限要素法解析入門」講習会を開催しました.本年度も、対面形式に加えてWebによる受講(視聴のみ)を併用して実施しました。
 講習会初日は、サイバネットシステム株式会社の李様を講師にお招きし、「V&V(Verification and Validation)の考え方について」と題した特別講演を行っていただきました。また、「CAE実験室 構造力学編」として、構造解析の理解に欠かせない梁のたわみ実験を受講者に体験していただきました。専門家による分かりやすく丁寧な解説と、設計・解析において重要なV&Vの概念は、受講者の大きな関心を集めていました。
 その後、本校教員2名が講師となり、有限要素法の基礎理論や解析手法について解説するとともに、基本的な解析演習を実施しました。
 2日目は、CAEソフトウェア「ANSYS APDL」を用いた2次元モデル解析演習と、3D CADとの親和性が高い「ANSYS Workbench」を用いた3次元モデル解析演習を行いました。初日に実施した梁のたわみ実験を題材に、静解析や熱解析の実習を通じて、実験結果とシミュレーション結果の差異が生じる要因や、解析結果の妥当性評価の考え方について学びました。
 さらに流体解析および伝熱解析の実習を実施したほか、学生による有限要素法を用いた研究紹介も行いました。これらの内容は、初日の実験や特別講演と同様に受講者の関心を集め、活発な質疑応答が行われました。
 本講習会には例年、県内企業の技術者をはじめとする社会人の方々にご参加いただいております。本年度は5名(うちWeb参加1名)が受講され、受講者の皆様はそれぞれの業務への活用を見据え、熱心に講義・実習に取り組まれていました。
 香川高等専門学校では、有限要素法解析ツールのライセンス環境を整備し、多くの教員が教育・研究活動に加え、企業との共同研究や技術相談などに活用しています。本講習会は、2000年度から毎年開催している社会人・企業技術者向けの公開講座であり、今年度は公益財団法人かがわ産業支援財団の「新かがわ中小企業応援ファンド等事業高度産業人材育成事業」の支援を受けて開催しました。

(地域イノベーションセンター)

講習会の様子