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詫間キャンパス
令和7年度第4回詫間キャンパスFD研修会を開催しました
2025/08/05更新

 令和7年7月24日(木)、令和7年度第4回詫間キャンパスFD研修会を開催し、教職員39名が参加しました。

 この研修会は、本校の教職員が講師となり、授業方法の改善にとどまらず、教育や運営に関する幅広いテーマを取り上げることで、学内の情報共有を促進し、教員の資質・能力の向上を目指すものです。

 第4回となる今回は、通常の研修会とは趣向を変え、「科目間ネットワーク会議」を実施しました。この会議は、科目間の連携を強化し、カリキュラムに基づいた教育を円滑に進めることを目的としています。会議の進行は、詫間キャンパス教務副主事の上原 成功先生が担当され、前回の会議で出された意見への対応状況を振り返った後、一般科目の現状報告と意見交換が行われました。

 現状報告では、橋本教科主任(数学)と竹中教科主任(理科)より高専統一CBT(※)の活用状況や注意点、数学と化学の到達目標に対する達成状況の検証結果について分かりやすく報告がありました。

 意見交換では、一般科目と専門科目の連携を中心に、多くの教員が活発に発言しました。話題は、最近の学生の傾向(発言内容や価値観の変化、担任面談で把握した試験勉強時間など)、本校に関する情報(専門科目における数学の重要性、学習進度、部分点の考え方、国家試験の重要性、教員の状況など)、さらに学外の情報(県立高校や他高専の状況、中学校で宿題が減っていること、学習塾での指導など)にまで広がり、情報共有と意見交換が行われました。「専門科目で必要な計算力を定着させるために、計算練習を増やすべき」「宿題ではなく、学生が必ず学習に取り組む仕組みが必要」「部活動への取り組みが試験勉強につながる可能性がある」といった提案もあり、本校の教育の質の向上に向けた有意義な研修会となりました。

(※)高専統一CBTとは、オンラインで学生が学習到達度を確認できるテストです。目的は、①学生の学習効果の検証、②授業・カリキュラム改善の指針とすることです。

(教務係)

科目間ネットワーク会議の様子