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詫間キャンパス
学術講演会「人工知能の最新動向と事例から考える未来」を開催しました
2025/10/23更新

 令和7年10月17日(金)、富士通株式会社 富士通研究所からプリンシパルリサーチディレクターの穴井 宏和氏を講師にお招きし、学術講演会「人工知能の最新動向と事例から考える未来」を開催しました。この講演会は、「通常の授業では得難い最新の知識や技術等を学ぶこと」および「学生が進路を考える機会を提供すること」を目的として、4年生を対象に毎年開催しています。

 今回の講演では、人工知能の歴史に始まり、Deep Learningの普及、急速に進化した生成AIの動向とポイント、フェイク情報への対応といった課題、最新の技術潮流、AIによる芸術表現、そしてAIの未来展望に至るまで、幅広いテーマが取り上げられました。実際の事例を交えた分かりやすい解説により、学生たちは終始集中して聞き入っていました。

 講演の中では、日本の産業競争力の低下にも触れ、「皆さんの活躍に期待したい」と、学生に向けて力強い激励の言葉もいただきました。

 講師の先生ご自身がAIや新しい技術・価値観に対して強い興味と情熱を持ち、日々チャレンジを続けておられる姿勢は、学生にとって大きな刺激となったようです。特に、「信念を持ってやり抜くこと」の大切さが学生たちに深く伝わり、彼らがこれから生きていく中で大事な指針となったことがうかがえました。

 講演終了後には、学生や教員から多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。中でも「高専生に対し、どのようなことが期待されるか。」という質問に対し、講師の穴井氏からは「産業競争力懇談会の提言では、フィジカルAIは日本が取り組むべきエマージングテクノロジーの一つとされている。ものづくりとAIの両方を学んだ高専生は、社会において求められている存在だと思う。」とのメッセージをいただきました。

(教務係)

講演会の様子

講演会の様子